私の場合は、明らかに花粉症なので、季節性鼻アレルギーということになるでしょう。
いずれの場合でも、鼻の粘膜が過敏な人に発生しやすいとの事です。
一般的に、季節性鼻アレルギーは大人に多く、通年性鼻アレルギーは子供に多く、
10歳くらいがピークという事です。
季節性鼻アレルギーの場合、スギや、ヒノキなどの花粉、ブタクサや、
ヨモギなどの花粉がアレルゲンになります。
花粉症が発症するメカニズムを見てみましょう。
アレルギー体質で鼻の粘膜が過敏な人が、花粉と接触することで発症します。
↓
花粉に対する抗体(IgE抗体)が作られ、発症しやすくなります。
↓
花粉に対する抗体ができて一度発症するとそれ以後は、花粉に接する季節になるたびに症状が出ます。
鼻から花粉が入り、粘膜に付着
↓
粘膜の水分で膨らみ、破裂する
↓
アレルゲン(糖たんぱく質)が花粉から飛び出し、粘膜の中に進入し、IgE抗体と
アレルギー反応を起こす。
↓
アレルギー反応を起こしている細胞から、ヒスタミンなどの化学伝達物質がでて、
鼻の粘膜が刺激される。
↓
分泌物(鼻水)を出したり、くしゃみが出る。
くしゃみが突然発作のように出て、鼻水が流れ、鼻ずまりを起こします。
臭いがわからなくなり、目がかゆくなり充血したりします。涙が出たり、頭痛がすることも
あります。結構つらいものですね。
治療方法には大きく分けますと二つの方法があります。
薬を用いる治療と、アルゲインに接触しても症状が起こりにくくする減感作療法です。
薬を用いる治療方法では、抗アレルギー薬を用いるんですが、くしゃみ、鼻水、
鼻ずまりの症状を予防するために、専用の噴霧器で鼻の中を噴霧しておきます。
とても効果的であります。
又、予防薬としては飲み薬もあり、リザベン、アゼプチン、ザジテン、セルテクトなど
効果的です。
激しいくしゃみ、かゆみ、鼻水などのアレルギー症状を抑える薬として、ポララミンなどの
抗ヒスタミン剤があります。ただし、眠くなる欠点もあります。
減感作療法
アレルゲンエキスを薄めて注射し、アレルゲンに対して体を慣らしておく方法です。
花粉症には効果的らしいです。花粉シーズンの1〜2ヶ月前から始めると効果的
らしいです。
手術
アレルギー反応を起こさないように、鼻の粘膜を切ったり、電気メスで焼いたり、
鼻の神経の一部を切断してしまう方法もあるそうです。
[参考文献]
『アレルギー全書』(法研)正木 拓朗 著
|
|
|