家内や息子は、まったく花粉症に縁が無く、家族では私だけなのです。
それも、10年ほど前に都会の生活に入ってからのようです。
色々調べますと、日本では、ブタクサ、ヨモギ、などの花粉症もあるとの事です。
日本では、1960年代くらいから花粉症が明らかになり、急増しているようです。
原因としましては、針葉樹林の人工樹林であり、その多くがスギであることや、
食生活が洋風化し、アレルギー体質を助長していることや、大気汚染、精神的ストレスが
増していることが考えられるとの事です。
日本の国土でも地方によってはアレルゲンとなる花粉の種類も異なるようです。
北海道: イネ、ヨモギなどの草本類の花粉が中心、シラカンバがアレルゲン
となっています。
本州、四国、九州: スギがアレルゲンの中心、草本類ではイネ、ブタクサ、ヨモギ
沖縄: ブタクサがアレルゲンの中心
1月から6月までは、スギ、ヒノキ、マツ、カバ、ブナなどがアレルゲンとなりやすく、
7月から12月まではイネ科の植物、ブタクサ、ヨモギなどのキク科の植物がアレルゲンに
なりやすいみたいです。
日本ではスギ花粉がアレルゲンの中心になっていて、これは、世界的にも、
とてもめずらしいとの事です。
花粉アレルゲンの対策
花粉を避けることが花粉症にならない事なのでしょうが、空中に飛散しているので、
完全に避けることは難しいでしょう。
家屋においては、窓のサッシにパッキンなどして、密閉性を高め、花粉が侵入するのを
防ぐようにします。
空気清浄器を用いて、屋内に入った花粉を除去するという方法もあります。
外出するときは、花粉はよく晴れて、風の強い日に多くの花粉が飛び散りますので、
天候のよい日など、特に注意すべきでしょう。
帰宅したときは、すぐに服を脱ぎ、シャワーを浴びたりして、体や髪についた花粉をきれいに洗い流すのが
いいようです。面倒ではありますが、効果はいいようです。
マスクなどを外出時に付けることは、花粉が鼻から侵入するのを防ぐために、
とてもいい方法ですので、私はいつも外出時に付けています。
一般のガーゼのマスクでは目が粗いので効果は無いようです。
花粉対策用に市販されているマスクであれば、特殊フィルターが用いられ、
また顔とマスクの密着性が高いように工夫されているので、かなり効果があるようです。
花粉が目に入ると充血して、涙が出てくるので、サングラスとか、顔との隙間が
できないようなゴーグル式の眼鏡を用いるのも効果的と思われます.
[参考文献]
『アレルギー全書』(法研)正木 拓朗 著
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